演者は空のペットボトルを１つ手に持ち登場します。
通常キャップはペットボトルの口より大きい為入れる事は不可能です。
しかし、演者がキャップを取り外してペットボトルの口へ押し込む動作をします。
えいっ！と気合を入れると、見事にキャップはペットボトルの中へ入ってしまいます。
そのペットボトルを観客に手渡して良く調べてもらいますがどこにも穴は空いていません。
最後にそのペットボトルをプレゼントすることも出来ます。
【 準 備 】
・ペットボトル一本（同じ種類のキャップが２個必要です）
・プライヤー
・タオルなど柔らかいもの
・タネをセットする場合は糊又は透明な両面テープ
・熱湯
【 作 成 】
作り方は簡単です。
１．ペットボトルからキャップを外します。
２．ペットボトルの口にタオルなどを被せてその上からプライヤーで固定します。
３．そのまま、プライヤーで口を少しだけ潰して楕円形にします。
ただし、力任せに潰すのではなく、ペットボトルによっては力加減が必要になります。
潰しやすいペットボトルはデータベースで解説しています。
手を切ったり口を割ってしまったりしないように注意して下さい。
潰す前に熱湯などにつけ少し柔らかくすると割れ難くなります。
口部の種類にはネジの部分に溝がある物もあり、このタイプは
口部を潰しやすい代わりに割れやすく、手渡しなどした場合に
変形していることがバレ易くなる可能性もあります。
この口部分です。４．次にキャップを手順３と同じようにしてタオルをあててプライヤーで
楕円形に潰します。
手で曲げれるタイプもあります。
キャップもペットボトルによっては力加減が必要なタイプもありますので
ご注意下さい。
まず初めにキャップを手で曲げて見て下さい。硬い場合や曲げた場合でも
入らない時にキャップを少しだけ潰すようにして下さい。
５．両方楕円形になったらすかさずキャップをペットボトルへ押し込みます。
両方が楕円形になる事によりキャップはペットボトルへ入ってしまいます。
６．次にキャップを元に戻すのですが、キャップによっては戻り難い物も
ありますが、すぐに熱湯を入れるとキャップの形状が若干戻ります。
キャップの状態もデータベースにて解説しています。
７．キャップが入ったら糊を用意します。
（キャップの原型が戻っていることを確認してください）
８．ペットボトルのラベルの裏へ指又は棒を使って少しだけ糊を付けます。
棒か何かを使って糊にキャップを付けて固定させて乾かします。
ペットボトルによっては凹凸や丸型の為に糊で接着できないものも
ありますので、その場合透明な両面テープをご使用下さい。
また、１００円均一で小さな事務用マグネット(メモなどを付ける）も
ありますので（２個１００円）ペットボトルのキャップに予め取り付けておきます。
ペットボトルのラベルの裏に磁石でくっつくようにして手に持ちます。
その場合キャップに付いている磁石は見えないようにする事が前提です。
（この方法はマジシャンセロが使ったギミックです）
９．この状態で準備完了です。
ペットボトルには予め同じ種類のキャップをはめます。
【 演 技 】
演者はペットボトルを１つ手に持ち登場します。
今からこのペットボトルの中にキャップを入れると説明して
ペットボトルからキャップを取ります。
演者は手にキャップを持ちペットボトルの口に近づけます。えいっ！と言ってキャップを
入れるフリをしてペットボトルに振動（手で叩いたり、上下に振って衝撃を与えます）
させると、その衝撃により糊で貼り付いていたキャップが剥がれます。
そして、キャップが入りました！と言って観客がペットボトルに注目している隙に
手に持っているキャップをパーム（手の中に隠す動作）して隠して下さい。
最後にペットボトルを手渡して終わります。
【 演 出 】
このマジックはさり気なくすることが必要ですので、このようにするとよいでしょう。
予め、タネペットボトルをゴミ箱などに隠しておいて、偶然見つけるようにしたり
飲み会の会場前の電柱下に隠していて、捨ててあるペットボトルを装ったりして
予め用意していたことを悟られないようすると効果は抜群です。
それではマジックにはどのペットボトルが適しているか
データベースをご参照下さい。
この度は誠にありがとうございました。
またの機会をお待ちしております
